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当社のドイツ「書簡文化」と女性渡邊洋子同学社文化、民俗

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商品の詳細

		ドイツ「書簡文化」と女性同学社渡邊洋子

SKU

05P-230906004003001-000

jan

9784810204513

コンディション

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作家ゾフィー・フォン・ラロシュ、その娘マクシミリアーネ、そのまた娘ベッティーナの母娘三代を通して、ドイツの精神文化の最盛期であった１８世紀半ばから１９世紀半ばという時代の変遷を映し出す。　１８世紀後半、啓蒙主義により市民層が力を持ち、女性も「教養」が求められ、出版サイドでも女性読者たちは無視できないようになってきた。「自然らしさ」が賞賛される時代の中で、女性の感性豊かな手紙というものがもてはやされ、多くの女性たちは手紙に熱中し、その中に自己表現を求めた。そしてラロシュは、書簡体小説で一躍流行作家となったが、まもなく若いゲーテの『若きウェルテルの悩み』の大ヒットに押されて、ラロシュの影は薄くなってしまう。時代に妥協しながらでも表現をやめようとしなかったラロシュ、『ウェルテル』のロッテのモデルとなり、その面影を文学史上に残しながらも一主婦に留まったマクシミリアーネ・・・。ドイツ書簡文化を担った女性たちの軌跡である。

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