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堅実な究極の松本正彦初期貸本漫画[銀座殺人事件辰巳ヨシヒロさいとう・たかを入手最困難金龍社金龍出版社1958年劇画工房前駒画で刊行鼓恭介冒険記] その他

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商品の詳細

こちらは松本正彦が劇画工房加入前に駒画の単行本として描かれた貴重なあの当時、さいとう・たかをの「台風五郎」とともに初期に人気のあった「鼓恭介冒険記」の初単行本「銀座殺人事件鼓恭介冒険記」です。金龍社。金龍出版社、1958年、貸本美本。松本正彦作品では入手最困難な部類。

貸本としても美本がとても少ないです（一番多く見てきましたが、美本はこの本含めて30年ほどで2冊のみ）。カバーはオリジナルからの完全フルコピーですのであるのと違いないです（傷みよけにもなります）。本体がこれほど綺麗なものはほぼ出てこないです。極美。貸本使用としては美本（最後に貸本印あり）。

松本正彦の初の人気探偵漫画となった作品で「鼓恭介冒険記」は短編中心ながら30作を超える作品創られてますが、オリジナ。単行本はこれだけです。時間の「東京タワー殺人事件」は劇画工房に移ったため、「摩天楼」など短編中心になり、刊行されず。

銀座で酔っぱらいを深夜に助け、その男が（陣田）殺されていた。重要参考人として警察官が鼓恭介を訪問。最後に会ったのが彼だった。無実を晴らすためにも犯人探しに。陣田が娘のようにかわいがっていた美少女・小夜とサーカス団で接触。そこで怪しい男が襲撃。撃退するもバッグを取り返しに来ただけという。

だが、荷物を取りに別の場所に男と戻るとトイレへ入ったすきに殺されていた。謎の暗号0509を言い残して。それは大同建設という会社で拳銃に密売もする暗黒街を支配する大同鉄平という大物が経営していた怪しい会社だった。

それを知ってしまい、歩いていた時に拳銃で牽制される。次々に襲い来る男たち。殺そうと襲ってきた三平も何者かに殺され、鼓恭介も車で終われ大ピンチに。その後も襲い来る巨漢。8636の番号を見つけ、銀座のドラゴン、永丘と発覚。大同の子分だったヤクザ。奴は大同の地位を狙っていた。

大同に突如、銃撃してくる警察。激しい戦闘に。桜井なる謎の女が探っていた。つながる永丘との線。真犯人は大同か、永丘か。スリル満点の攻防が続く。果たしてこの狂乱から無事抜け出せるのか、そして思いもよらぬ奴の最後に、鼓恭介はうかない顔で銀座を後にする。駒画の可能性見せた記念作。

松本作品では珍しい息を切らせぬ立て続けの攻防、今となっては貴重な作品です。お楽しみいただければ、と思います。

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