超歓迎 ハイレッド・センター 直接行動の軌跡 図録 高松次郎、赤瀬川原平、中西夏之 アート・デザイン・音楽

2013年発行\rチラシ2枚つき(横に1本折れ線あり)\r正誤表つき、半券つき、\r状態：中古・概ね良好\r\r ■本書序文■\r「ハイレッドセンター」は、1963年5月に結成披露の展覧会として\r「第5次ミキサー「計画」を開催しました。\r日本の戦後美術の坩堝であった読売アンデパンダン展が崩壊したとき、\r三人の若き前衛芸術家たち(高松次郎、赤瀬川原平、中西夏之)は、\r既成の芸術の枠組みを遥かに超えた新しい「芸術」すなわち「直接行動」へと踏み出したのです。\r\r三人の姓の頭文字の英訳(高松のHi,赤瀬川のRed.中西のCenter)\rを並べただけの名称「ハイレッドセンター(Hi-RedCenter)」(以下,HRC)は、\r一見すると、一般的な公共団体を連想させますが、\r高度経済成長の道を邁進する1960年代の日本において、\rこの名称による「公共性」の仮面を被りながら、平穏な日常のなかに「芸術」を持ち込むことで、\r退屈な日常を「撹拌」しようと試みたのです。\r\r乗降客の行き交う国鉄の車内や駅での「山手線のフェスティバル」、\r帝国ホテルの一室において等身大の核シェルターを予約販売する「シェルター計画」、\r東京オリンピックの開催されている東京・銀座の並木通りの一角を徹底的に掃除する\r「首都圏清掃整「理促進運動」などのイヴェントを次々に行って、\r「模型千円札裁判」の第1回公判では、HRCの作品群を証拠品として展示した\r「法廷における大博覧会」を開催しました。\r\r今回の展覧会は、HRCの結成50周年を記念して、その「直接行動」の軌跡を総合的に紹介しようとするものです。\r「直接行動」を記録した文献資料や記録写真を中心にして、\rHRCの合法部員(高松次郎、赤瀬川原平、中西夏之、和泉達)の同時期の作品群を加えて、\rHRCの活動を多角的に明らかにしたいと考えています。

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