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は自分にプチご褒美を武蔵野写坂倉新兵衛『萩【鳳凰堂】十ニ代茶碗』最上位作送料出品者負担真作保証二重箱共箱茶碗萩焼茶道具喜寿の作茶碗

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商品の詳細

〇商品説明

古萩と呼ばれる江戸期の萩焼に、武蔵野茶碗というものがあります。表千家に伝来するそのお茶碗の写しを、十二代新兵衛は何度か製作しています。

七十七歳の最晩年の作である本作は、オリジナルの枠を破り、作者独自の感性と技術によって、写しの域を超えた新たな「武蔵野茶碗」を創造したといえます。口造りは自由奔放な歪みのある造りで、豪快な印象を受けるのに対し、三つに分かれた高台は、輪花のように優美な趣があります。

本品は未使用無傷完品です。所有されていた方は茶人ではなく、陶磁器コレクターであったので、茶を嗜むことはなかったそうです。当店でも確認しましたが、お茶碗には使用感や汚れは一切なく、未使用であることに疑いはないと思います。

※また、未使用であると聞いて試しに茶碗に水を貯めてみると、やはり５分くらいで水が漏りました。水が漏るのは新品の萩焼によくあることですので、ご理解いただければと思います(何度か茶を点てていくと、漏れは自然になくなります。また、米のとぎ汁などで漏り止めする方法もあります)。萩焼は、茶が染み込むほどに味わいを増す器ですので、名人である十二代新兵衛のことですから、もしかしたらわざと染みやすいように作ったのかもしれません。

付属品は共箱と共布、二重箱がついており、さらに当店で薄葉紙と箱かぶせ紙を用意させていただきました。

※共箱の箱書きのあたりに、墨がついています。箱書きのときに墨を散らしてしまったのだと思われます。また、60年以上前のものですので、共箱の底に干割れがあります(いずれも画像でご確認いただけます)。

「十二代坂倉新兵衛」

十二代新兵衛は、萩焼と茶陶の結びつきを強調することで萩焼の復興に貢献し、同時代に活躍した十代三輪休雪（休和）と並んで「萩焼中興の祖」と呼ばれ、その功績を称えられている。

萩焼史に残る名人である彼の作風は、時に豪快で荒々しく、また時に格調高く穏やかであるといったようにバリエーションに富み、茶人にとってそうであるように、一般の陶磁器コレクターにも人気が高い。

1881年（明治4年）十一代坂倉新兵衛の長男として生まれる。

1897年（明治30年）十二代坂倉新兵衛を襲名。

1898年（明治31年）萩焼宗家、九代坂高麗左衛門に師事。その技術を学ぶ。

1899年（明治32年）修行の余暇を利用して吉田松陰の兄、杉民治に茶道の手ほどきを受ける。

1905年（明治38年）自家の長門深川湯本に築窯して独立。

1910年（明治43年）関西府県連合共進会で受賞。

1922年（大正11年）平和博覧会美術倶楽部で受賞。

1947年（昭和22年）天皇陛下が山口に行啓の際に献納品を制作。

1950年（昭和25年）萩焼振興の功績により中国文化賞を受賞。

1956年（昭和31年）山口県指定無形文化財に認定。

1960年（昭和35年）七十九歳で亡くなる。

〇商品状態

状態：無傷完品。未使用です。

刻銘：高台脇に「新兵衛」の丸印と寿のくぎ彫り、共箱に作者自筆と印あり

縦幅：13.3cm

横幅：14.3cm

高さ：9.2cm

付属品：共箱・共布・二重箱・薄葉紙・箱かぶせ紙

〇発送

薄葉紙と共布で本体を包み、共箱と二重箱に収めます。箱には緩衝材を敷いています。エアーパックで箱を二重に包み、ダンボールに入れて発送いたします。

ダンボール内では緩衝材として、丸めた新聞紙等を使用しております。

〇画像

ご要望があれば、掲載に用いた画像をメールでお送りいたします。ただし売却後、画像は一部を残して削除いたしますので、ご希望でしたら一週間以内にご連絡ください。